マラウイには2つの世界遺産(マラウイ湖国立公園、チョンゴニ・ロック・アー
ト地域)と2つの無形文化遺産(グレワムクル、ヴィンブザ)があります。
チョンゴニ・ロック・アート地域
マラウイのデッザ県中部にあるチョンゴニ・ロック・アート地域には、石器時代からの岩絵群が計127箇所に残されています。鉄器時代からこの地に住んでい
たチェワ族が20世紀に入るまで岩絵を描き足していたと見られています。人類の歴史を物語る貴重な資料。長い地球の歴史の中でいかに人々の生活様式と環境
が変わったか、スケールの大きなアートでぜひ体感してみてください。
マラウイ湖国立公園
世界最初の淡水湖国立公園として有名なマラウイ湖国立公園。果てしなく広がる青い湖の中には、「湖のガラパゴス諸島」といわれるように、何百種類もの固有種の魚が生息しています。
「綺羅星の湖(The Lake of Stars)」といわれる通り、湖が反射する光が彩なす風景は世界有数の美しさです。面積は約3万平方キロメートル、岩手県の約2倍です。日本では見られないスケールの大きな風景。人生一度の経験をここで。
グレワムクル(チェワ族の仮面舞踊)
グレワムクルは毎年7月の収穫期の後に行う伝統的舞踊ですが、結婚式、葬式、族長の死の際にも見ることができます。木と藁のマスクをつけた踊り手が1人で
何役もこなします。この舞踊が誕生した17世紀当初は、ニアウ(Nyau)と呼ばれるチェワ族の兄弟組織(秘密信仰組織)の儀式とされていました。踊り手
は死後の世界の使いとして、激しい踊りを披露します。
ヴィンブザ(マラウイ北部の癒しの舞踊)
マラウイ北部に住むトゥンブーカ族の間で受け継がれてきたヴィンブザは、主に女性のための救済・癒しの踊りとして発達しました。参加者は歌と踊りを通じて
「ンゴマ」(Ng’oma、「苦悩の太鼓」を意味する)を具現し、病気を退治しようとします。患者に「病気を踊らせる」ることで、心の悩みや傷、ストレス
を発散させる治療法として、今でもマラウイの一部の地域で実践されています。